昨年の秋ごろから使用しはじめたロゴ。一年ほど経ち、ちょっと気になる点がでてきて、変更しようかどうしようか迷ってしまいました。
変更するなら早い方がいい。さっそくいくつかデザインを考えなおして、そのうちの2案を友人のデザイナーに見てもらうことにしました。
ロゴのコンセプト
ロゴの読み方は『スティル・ディグレック』です。ネーミングの経緯はこちら。
堅すぎず少し丸みがある標準的なゴシック体に、やわらかな筆記体を組み合わせました。ゴシックと筆記体の相反する書体を組み合わせたのは、ひとつのテイストに縛られず『振り幅』を持たせたかったからです。
そして、エレガント(上品・優雅)で女性らしいデザインにしようと思い作成したロゴはイメージ通りだったのですが、ちょっとモードっぽいというか、ファッションブランドのようにも見えないだろうか?サイトの色のせいなの?いちど気になり出したら文字詰めのバランスもなんだかイマイチに思えてきて…。『エレガント』にかたよらない、ニュートラルなモノにしたくなりました。
そのロゴは自分らしい?
趣味でたまに洋服を作ったりします。自分の作った服にいちどオリジナルロゴの織りネームを付けてみたかったので、このサイトのロゴも洋服のロゴもまとめて同じテイストで考えました。そのため屋号のロゴがファッションブランドっぽくなってしまいました。
フリーランスという環境にいると意見を求めることができるデザイナーの友人は貴重で、実にありがたい存在です。友人には「好き嫌いで選んでほしい」と依頼したところ、今までのロゴの方が良いとの返答をいただきました。う~ん…私としては変更する気満々でしたから意外だったため、さらに「私らしいかどうか」を訊ねたところ、ファッションブランドみたいでもぜんぜん構わないし、女性らしくて私らしい、とのこと。
確かに!最初にこうしたいという思いで感覚的に決めたものが、いちばん自分らしいのかもしれません。
以下は、変更しようと思って試作したロゴをいくつかピックアップしたものです。
ベースのゴシックは変更しないものと微妙に似た書体のものに、相反する書体を組み合わせて『振り幅』を表現するのはそのままです。
『 Y 』の書体を変えるだけで全体のイメージが変わってきます。左の列2点を友人に見てもらいましたが、指摘されたとおり文字詰めがパラパラしていますし、よくよく考えたらどれも私らしくないかも。本人が『女性らしい』かどうかはさておき『私らしいかどうか』が決め手となって変更は取りやめることにしました。
まとめ
企業のロゴも事業内容だけでなく、その企業らしさやメッセージを感じます。フリーランスのロゴも「これが私」というメッセージが大事。自分らしいことがいちばんですね。
そしてコンセプトは『振り幅』
私自身も振り幅の大きい(広い)仕事ができるデザイナーでありたいです。