デザインを言葉で伝える

デザインは余白が大事。デザイナーなら誰もが知るテクニックです。
見れば誰でもわかること、そう思っていたので

「この余白はいったい何?」とっさに尋ねられて言葉に困ってしまいました。

「すべて埋めてしまったら息の詰まるデザインになりますよ」
デザイナーは日頃からデザインを説明できる言葉を用意しておかなければいけませんね。

デザインを言葉で説明する

デザインを言葉で解説する

まだ若くて経験がなかった頃、感覚ではわかっていても言葉で説明できず、説得することもできず
モヤッとすることが多々ありました。

インハウス(社内制作)でデザイナーをしていると、社内の発注者が制作途中でのぞきにくることができます。「ここをもっと大きくしてみて」「これとこれの色を変えてみて」全体のバランスをもういちど考え直さなければいけないようなリクエストをされることもしばしば。インハウスでは、どうしてもデザイナーは入力オペレーターの扱いになりがちです。
そして「それ、いいですね」とか「そんな手があったか」ではなく、明らかにそれはちょっといけてないかも…な場合が多かったりします。

その通り作り直して違いを見せるのが一番わかりやすいのですが言葉で説明できると勤務時間の制約や効率などの問題をクリアにできるかもしれません。

文章にしてみる

制作現場のデザイナー同士の会話でよく耳にしたのが「わかってないねん!」という言葉。もしかしてデザイナーあるある?!ですか。私も理解できます。でも言葉を尽くして説明できないと前に進めません。
言葉にするのが苦手なデザイナーは、上司に(またはクライアントに)説明する前に文章にして紙に書いてみましょう。頭の中がスッキリ整理されて、伝える言葉を組み立てる練習になります。ブログを書くのも鍛えられます。
デザインを理論的に解説する本や、レイアウトのコツをレクチャーする本も、デザインを言葉にするときの参考になって良いですよ。

まとめ

冒頭の「この余白はいったい何?」のその他の答え。

・余白があることでメインのビジュアルが活きてきます。
・周りに余白を作ると小さなテキストでも目立ちます。
・余白で全体のバランスを保っています…etc.

デザインに応じた説明を考えてください。
私もいまだにノンデザイナーに説明する言葉に苦心します。デザイナー同士のような阿吽の呼吸は通じません。制作の意図や”なぜ”を説明できる言葉を準備しておきましょう。

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